のぶはらクリニック

耳鼻咽喉科の診療において、内視鏡を使用することはすでに当たり前のことになっています。
当院では1日あたりおよそ20回ほど使用しますが、ほとんどが副鼻腔炎を患われている患者さんで、その他に異物が混入してしまったときの対応や、喉頭がんの患者さんの経時的変化の確認などにも使用しています。
例えば鼻が詰まっている患者さんの場合、なぜ鼻の通りに支障が出ているのか、外から見ただけでは理由を知ることは難しいですが、内視鏡で鼻の中を見ることで、実はポリープができていたり、蓄膿になっていたりと、正しい原因を突き止めることができます。

最初に述べたとおり、内視鏡は通常の診察で使用しているものの一つに過ぎませんから、患者さんも構えることなく気軽に検査を受けていただければと思います。
内視鏡のカメラで、違和感のある部分をモニターに映し出し、一緒に目で見て確認しながら症状をご説明する、といったことも可能です。しっかり納得した上で治療を受けたいとお考えでしたら、どうぞお申し付けください。
もちろん、内視鏡以外での診断方法もありますので、患者さん一人ひとりに合った方法を見つけていければ、と考えています。