内視鏡検査を受けるにあたって

内視鏡検査が受けられる
診療科

内視鏡検査は医療機関でしか受診できない検査です。内視鏡検査に対応する診療科は、消化器内科・胃腸内科・内視鏡内科、もしくは人間ドッグのある医療機関などが該当します。病院の入口や待合室、Webサイトの診療科目を参考に調べてみましょう。

また、定期健康診断や成人検診、自主的な人間ドッグの受診でも、検診メニューに内視鏡検査が含まれている場合があります。なかには、希望があれば追加項目として、内視鏡検査に対応する医療機関もあります。

医院選びのポイント

医院選びについて

「内視鏡検査はどこの医療機関で受けたら良いのか?」と、病院選びに迷う方も多いことでしょう。内視鏡検査を得意とする医師であっても、検査中に患者様がつらさや不快感を覚えてしまうケースがあります。検査のつらさを少しでも緩和するために、各医療機関が真剣に考えて実行に移しています。病院選びに大切な「5つのポイント」を以下にまとめておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

5つのポイント

  1. 01専門医が在籍している

    医師が保有できる資格の1つに、「日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医」があります。資格の認定には、これまでの経験年数や豊富な専門知識など、数多くの要件を満たさなければなりません。「消化器内視鏡専門医」の資格の有無は、内視鏡検査に精通しているかどうかを判断する基準の1つになります。より専門性や精度の高い内視鏡検査をご検討中の場合は、消化器内視鏡専門医の資格を有する医療機関での受診がおすすめです。

  2. 02鎮静剤の使用有無を選択できる

    鎮静剤を使用する目的は、検査中の苦痛を軽減するためです。しかし、鎮静剤の種類や量によっては、使用後に一時的に患者様の血圧が下がったり、呼吸が弱くなったりするリスクがあります。また、アレルギーが現れるケースもあります。検査中は医師や看護師が患者様を常にチェックし、呼吸・血圧・脈拍の状態をモニターで監視するなど、鎮静剤の安全な使用に向けた体制を整えています。その一方で、鎮静剤の使用に不安を感じる患者様も少なくありません。少しでも不安がある場合は、鎮静剤の使用有無を選択できる医療機関を調べてみましょう。

  3. 03新しい設備を導入している

    内視鏡の性能や設備は常に改良・進歩しており、導入している設備の違いが検査の快適さや不快感の軽減にもつながります。 また、新しい設備を積極的に導入している医療機関であれば、内視鏡検査に力を入れているともいえます。

  4. 04内視鏡検査の実績が豊富である

    「内視鏡検査はどの医療機関で受けても同じ」ではありません。患者様にかかる負担や苦痛が少ない、小さな病変も見逃さずに発見できるなど、検査を担当する医師により「違い」が生まれます。違いを生む要因となるのが、内視鏡検査に対する医師の経験や専門性などの実績です。すぐに予約をするのではなく、クリニックのWebサイトを見て内視鏡検査の実績を調べながら、ご自身に合う医療機関を選びましょう。

  5. 05検査後の治療も対応している

    内視鏡検査で見つかる病気は、胃がん・大腸がんなどの悪性疾患だけではありません。内視鏡的な異常がなくても、機能性胃腸症・過敏性腸症候群のように症状が出る良性疾患もあります。良性疾患は治療に時間がかかる症例もあり、検査から治療までを同一の医療機関で受けられるほうがスムーズです。
    もしもの場合に備えて、ご利用を検討中の医療機関が、検査後の治療に対応しているかどうかも調べておきましょう。

内視鏡検査の予約について

まずは検査の予約を取らなければなりません。
検査前は医師による問診や事前準備に関する説明もあるため、
検査のご利用を考えている病院への問い合わせがおすすめです。

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