MIWA内科胃腸科CLINIC

私は元々カメラ好きなところもあり、内視鏡検査の「体内を大きくかつ詳細に撮影し、的確な診断をしていく」というところにダイナミズムを感じ、どんどん内視鏡検査に力を入れるようになっていきました。
また、当院を開院する前は長く大学病院に勤めておりましたが、そのような場所ではさまざまな病気ですでに重症にまで進んでしまっている患者さんが多かったのです。消化器系がんの末期の患者さんも少なくはありませんでした。そのような方々を多く見てきた経験を通し、内視鏡検査でがんの「早期発見・早期治療」を第一線でやっていきたい、という気持ちが強まりました。

近年では岐阜市が胃内視鏡検査を制度化したこともあって、当院へのお問い合わせも増えてきています。「胃が痛い」「下痢が続いている」「健康診断の便潜血検査で引っかかってしまった」といった理由で内視鏡検査を希望される方が増えてきています。

内視鏡検査を行う際にまず心掛けているのは、なるべく検査に時間をかけないよう、段取り良く進めていくことです。患者さんにもあらかじめどのような流れで検査をしていくか、イメージしていただけるように詳しくご説明しています。
また検査中、麻酔を使わずとも患者さんに痛みや違和感を与えないように進めていくことをかなり意識しています。極端に言えば、検査を受けていることすら感じさせないような、そんな技術を身につけられるよう日々ブラッシュアップに努めています。

40歳を過ぎられたら、一度は内視鏡検査を受けられることをおすすめします。検査で胃がんや大腸がんを早期に発見できることは大変大きいのです。
内視鏡検査はつらい・しんどいといったイメージをお持ちの方が多いかもしれませんが、今は検査機器もかなり改良されてきて、管の径は小さく、正確で詳細な診断が可能になってきています。
ご自分の身体に対して投資をする、という感覚で内視鏡検査を受けられることで、今後の人生を健やかに過ごしていただける可能性を高められるのです。