こまい腎・泌尿器科クリニック

内視鏡の設備について、当院では検査に使用するのはもちろんのこと、手術の際にも頻繁に活用しています。具体的に申しますと、前立腺肥大症や過活動膀胱の手術を行う際に内視鏡を使用するようにしています。
最近ではとくに、前立腺肥大症の治療において「経尿道的前立腺吊り上げ術（ウロリフト）」という手術が新たに認可され、当院でも導入しているのですが、テレビなどでも紹介されたこともあって、お問い合わせの数が増えてきています。主に60～80代の方が多くなっています。
また、過活動膀胱の症状にはボトックス注入療法を行いますが、こちらは女性の患者さんが多く、20代～80代と幅広い世代の方が来院されています。

排尿困難・頻尿・尿漏れといった症状が慢性的に出てしまっている方の来院が多いのですが、当院ではまず患者さんのお話をしっかりお聞きすることに注力しています。普段の生活で何にお困りなのかをじっくりとお聞きした上で、その方に合った治療法、お薬を探していきます。それでも症状が思うように改善しない場合や、お薬を減らしたいとお考えの場合には、手術も選択肢に入ってきます。どの治療法が適しているのか、一緒に考えていければと思っています。
泌尿器の病気はデリケートな側面があり、症状に悩まされながらもなかなか周りの人に言えず、我慢している方も多いようです。
しかしそのまま放置していては症状が悪化してしまい、いずれは生活の質を落としてしまうことになりかねません。早い段階で治療に入ったほうが良い結果を得られるのは確かですので、何かお困りのことがあればできるだけ早く泌尿器科にご相談ください。